『日本洋裁業発祥』の碑

日本洋裁業発祥顕彰碑

みなとみらい線の “元町・中華街”駅の中華街口を地上に出て中華街とは反対側にあるホテルの左端に台石に乗った明治期の婦人像が飾られている。台座には『日本洋裁業発祥顕彰碑』とある。
碑の横には『日本洋裁業発祥顕彰碑建立碑文』があり、「1863年 (文久3年) 英国人ミセス・ピアソンが横浜居留地97番にドレス ・メーカーを開店したのが横浜の洋裁業の始まりである。その頃から在留西洋婦人は自家裁縫のため日本人袋職人・和服仕立職人を入仕事として雇い、これにより婦人洋服仕立職人が育った。以来130有余年、先人達の偉業を称え、その精霊をモニュメントに表徴して永く後世に伝えるべく、洋裁業発祥の地たる横浜に、日本洋裁業発祥顕彰碑を建立する。」と碑文にあります。

赤い台座の上に乗る着飾った婦人像はとても美しいものなのですがそれほど大きいものではなく、またホテルの敷地の隅っこに置いてあり周りは従業員なのか御客様なのか自転車がいっぱい置いてありました。せっかくの像なのですがたぶんあまり気づく人間はいないかもしれません。ちょっと可哀想な気がしました。

ちなみに、みなとみらい線の元町中華街駅の中華街口のホテルに隣接した出口は小さな建物はレンガ造りのレトロな風な建造物になっています。これはこの場所にあった最初の洋裁店「ビンセンド商会」の建物を模したものだという事です。

ちなみにこの碑の前の大通りを中華街方面に進み、中華街を通り過ぎ、道路の反対側にあるKAAT神奈川芸術劇場を通り過ぎたところに消防署があります。その消防署の手前のビルの1階には古くからの華僑の方が営まれる「三把刀テーラー」があります。
「三把刀」とは料理人(包丁)、裁縫師(鋏)、理髪師(剃刀)を指し、その昔海を渡った華僑達はこの分野を中心に活躍した事を指す言葉なのですが、その言葉を体現したテーラーがまだ存在しています。

カテゴリー: 三代目の一言, 横浜『碑』巡り
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